健康保険組合連合会より掲載しています。無断転載は禁止します。

H24.01.13掲載
COML[電話相談の現場から]vol.80
NPO 法人ささえあい医療人権センターCOML
理解、納得できる治療を受けよう
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私(35 歳・女性)は乳房に痛みを感じ、乳腺専門のクリニックを受診しまし た。そのクリニックはインターネットで調べたのですが、入院設備があり、検 査機器も充実しているとの口コミ情報があったので選びました。
初診時の触診で痛んでいる部位にしこりがあると言われ、超音波検査やマン モグラフィ(乳房のX線撮影)、CT、細胞診検査を受けました。その結果、画 像では悪性が疑わしいけれど、細胞診は良性という結果でした。ドクターから は「このような画像で良性は考えられない。細胞診では正確な診断が得られな いことも多いので、全身麻酔で手術をして乳房温存手術をしましょう」と言わ れました。
明らかな悪性の診断がないのに、いきなり手術ということに抵抗があり、ほ かの病院に電話で問い合わせてみました。すると「当院ではつぎの段階として 組織診をしてから手術をするかどうかの判断をします」と言われたのです。そ れを乳腺専門のクリニックのドクターに伝え、組織診をしてほしいとお願いす ると「あなたには意味がない」と言われてしまいました。すでにクリニックの 手術予定日が3 日後に迫っています。こんな不安な気持ちを抱えたまま手術を 受けたくないのですが。 | | | | |
【コメント】 山口育子(COML)
どんな治療を受けるにしても、病状や治療方法についての説明を理解し、納 得できているかどうかがとても大切です。クリニックのドクターがなぜ組織診 は意味がないと判断したのか、まずはその理由を確認することが大切ではない でしょうか。
それに、電話で問い合わせた病院は一般論としての手順を伝えたのかもしれ ませんが、相談者の診察をしたわけでも、詳しい検査結果を見たわけでもあり ません。その状況での判断を“正しい判断”と決めつけることはできないと思 います。
手術は早く受けるのに越したことはないと思いますが、一刻を争うわけでも ないでしょう。再度説明を求めても応えてもらえない場合や説明内容に納得が いかない場合は、手術をいったんキャンセルすることも可能です。“理解”“納 得”ができているかが1つの判断基準だと思います | | |

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